街路樹や公園樹等は、グリーンインフラとして重要な構成要素で、様々な恩恵を我々に与えてくれます。
しかしこうした樹木も時には人々の財産や生命を脅かす存在になってしまう事があります。
　倒木や大枝の落枝による事故もその一つです。マスコミでも毎年台風の季節等には必ずと言ってよいくらい多く取り上げられています。
　樹木の倒木や枝折れの大きな要因の一つは樹木の材質腐朽です。樹木の根や幹が腐朽菌と呼ばれる菌に
感染してしまうことで、樹が腐り、自分を支えるだけの強度が不足してしまい倒木や枝折れが発生します。
　残念なことに、こうした木の腐りの多くは外観を見ただけではどの程度腐りが進行しているか正確し見極める事が難しいのが現状です。
　株式会社クレアテラでは、専門の診断機器を用いて、外観の観察だけでは判断が難しい樹木内部の腐朽
の規模を計測し、倒木・枝折れのリスク診断を行います。

株式会社クレアテラでは、樹木の特性やご予算に合わせて、2つの診断機器による腐朽診断に対応しております。

レジストグラフ
（貫入抵抗試験）		アーボソニック3D
（多点式応力波速度測定）
診断コストを抑えて、短時間に数多くの樹木
の診断が可能です。
　樹木の根元付近から斜め下方向に計測する事で、他の診断機器ではできない根株の腐朽確認が可能です。
　診断精度は高いのですが、太さ3ｍｍ程度の細い計測錐（ニードル）を樹木の中に深く貫入する必要があります。また、幹の直径が1.2ｍを超える樹木
では実測が出来ない部分が生じるため、幹周3.5ｍを超える樹木の診断ではやや精度が落ちます。		10～20個のセンサーを樹木に取り付けて、樹木内を通して各センサー間に伝わる弾性波の速度を
計測して樹木内部の腐朽を診断します。
　センサーの取り付けによる樹木への傷付きが極めて小さいため、樹木への負担が小さいのが特徴
です。直径2ｍ以上の幹の計測も可能なため高樹齢の大きな樹木の診断にも対応可能です。
　診断結果もＣＴ画像のように分かりやすく、一般の方にも視覚的に理解しやすい診断画像が特徴
です。